REPORT

co+shgeoto2016 実施レポート


2016.12.04 Sun   co+shegoto「OPEN OUR SHOP」

 

起業を志す女性のみなさんを応援するプロジェクトco+shegoto

最終回の本日は参加者による自主イベント「OPEN OUR SHOP」を開催しました。

当日の様子はこちらの動画をご覧ください。


主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


2016.11.09 Wed   co+shegoto 講座vol.4 『プロモーションを考える』

起業を志す女性のみなさんを応援するプロジェクトco+shegoto

想いをビジネスに変える連続講座vol.4 「プロモーションを考える」を行いました。

 

皆さんは「プロモーション」と聞いて、どんなものを思い浮かべますか?
ホームページやパンフレット、チラシ、今ではFacebookやInstagramなどのSNSを活用してプロモーションをしている例もたくさんあります。

 

自分の商品やサービスをプロモーションする方法はたくさんあります。

では、あなたに1番合うプロモーション方法はどれなんでしょうか?

 

普段は消費者として情報を受け取る側にいますが、自分が情報を発信する側になった時に考えなければならないプロモーションの基本を今回の講座で学んできました。 

プロモーションを考える上で欠かせないことは「誰にどんな情報を届けたいのか?」ということです。

両手いっぱいに荷物を持っている人に対して、この商品買ってください!って声をかけても聞いてくれません。

 

このタイミングでこんな人に情報を届けたいという、戦略が必要になってきます。

 

そこでよく用いられるのが”AIDMA"という消費者の購買決定プロセスです。

商品を知る(Attention)→興味をもつ(Interest )→欲しいと思う(Desire)→記憶する(Memory)→買いに行く(Action)

このプロセスを経てお客さんは商品・サービスを購入すると言われています。

 

最近ではインターネットやSNSを使ったモデルとして"AISAS"というモデルも活用されています。

商品を知る(Attention)→ 興味を持つ(Interest)→ 検索する(Search)→買いに行く(Action)→SNSでシェアする(Share)

 

商品を知ってほしい時(Attention)に行うプロモーションと、商品を買いに来てほしい時(Action)に行うプロモーションは変わってきます。

周りがみんなFacebookを使っているからといって、必ずしも自分もFacebookを使えば良いというわけではありません。

 

AIDMAやAISASというモデルをお伝えしたところで、実際にこのモデルを意識して使うことができるようになるためには練習が必要です。

 

今回の講座では「カフェ*リラックスのプロモーションを考えました!」ということで、グループで架空のカフェのプロモーションを考えてみました。

5人1組でそれぞれ Attention・Interest ・Desire・Memory・Actionに分かれ、それぞれの段階でどのようなプロモーションが一番効果的かを考えてみようというもの。

ワークシートにはカフェリラックスの場所やメニュー、どんな思いでカフェを開業したのかなどが書いてあり、それを踏まえてプロモーション作戦を考えていきます。

 

誰にどんな情報を伝えたいのか?

それによって使うツールも変わります。

ホームページ、チラシ、口コミ、看板、バルーン…

いろんなツールが選べるからこそ、その時の状況に応じて判断してプロモーションしていくことが大切です。

 

事業は立ち上げて終わりではありません。

開業するよりも、事業を継続する方がずっと大変です。

なので皆さんの事業が立ち上がってきた後も、お互いを支えあいながら事業を続けていけるように、参加者の皆さんがつながれるような講座内容にしてきました。

 

今回の講座でお伝えしたプロモーションも、事業を続けていくためには必須です。

ぜひ自分の事業・サービスにあったプロモーション戦術を探していただきたいなと思っております。

 

主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


2016.10.19 Wed   co+shegoto 講座vol.3-2 『ビジネスモデル構築=ストーリーを語る』

起業を志す女性のみなさんを応援するプロジェクトco+shegoto

想いをビジネスに変える連続講座vol.3の応用編として「ビジネスモデル構築=ストーリーを語る」の講座を行いました。

 

前回の「事業計画書のつくり方」の講座では、主に事業にかかる”お金”についてお伝えしました。

それを踏まえ、今回の講座では”あなたの商品やサービスを1分間でわかりやすく相手に伝えること”を目的にワークを進めていきました。

 

みなさんに書いていただいたのが、この「1分間スピーチシート」

 

はじめ→なか→おわり

の3部構成で、自分の商品やサービスについてのスピーチ原稿を書きます。

 

それぞれの商品のアピールや事業への想いを書き出していきます。

 

ただ今回の講座ではこれだけでは終わりません。

想いがありすぎて、つい書きすぎてしまう方や、想いがまとまらずにわかりにくいスピーチになってしまう方もいます。

 

そんな方々の1分間スピーチをさらに良いものにパワーアップするために、”そのサービスは誰が喜んでくれるのか?”を意識するようなワークを行いました。

 

みなさんのスピーチシートが出来上がったところで、2人1組を作り、ペアを相手に自分の事業を話します。

次に、そのスピーチを聞いた人がその事業のお客さんを考えます。

「そういうことをやるんだったら、このくらいの年齢の女性が喜んでくれるかも!」など、相手の事業のお客さんはどういう人なのかを、イラストなども入れて書き出しました。

 

そして次に、相手に書いてもらったお客さんを意識しながら、もう一度1分間スピーチシートを書き直しました。

「この人は今こんなことに困っているから、こんなことを伝えたらきっと喜んでくれるだろう。」と、相手を意識すると何を伝えたほうがいいのかがわかるはずです。

ただ単に自分の想いだけを話してしまうのではなく、相手に合わせて伝えるべきことを話せることが非常に大切なんです。

  

今回の講座でも各テーブルに、支援機関の方々に入っていただきました。

co+shegotoのプロジェクトを通じて、支援したい人と支援してもらいたい人たちがつながってほしいという思いもあって支援機関の皆様にも一緒にワークに取り組んでいただいています。

 

部屋の後ろの方で見ているだけではなく、一緒にワークに参加して面白さも難しさも感じてもらうことで、より参加者の皆さんともつながっていただけるのかなと思っています。

 

今回の講座では、支援機関の方が参加している女性の方々にチラシのデザインや堅い文章に対するアドバイスをもらっている場面も。

 

支援する・されるという上下の関係ではなく、一緒に参加しながらつながれるフラットな関係が生まれる瞬間を見ることができて、私たちも嬉しかったです。


主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


 2016.10.12 Wed   co+shegoto 講座vol.3-1 『事業計画書のつくり方』

起業を志す女性のみなさんを応援するプロジェクトco+shegoto

想いをビジネスに変える連続講座vol.3として「事業計画書のつくり方」の講座を行いました。

 

起業や創業のセミナーで必ず実施される「事業計画書」の講座。

でもなぜ事業計画が必要なのか?

  

そんな問いから今回の講座は始まりました。

 

まずは、事業計画書をつくる上で必要な知識を学んでいきます。

事業への思いを述べる「定性」と収益性を述べる「定量」の違いを解説し、財務諸表は「結婚するなら相手のどれを見たい?」という問いから、身近に考えてもらいました。

年収1000万円でも、1億円の借金があるかもしれません。相手の借金額は給料明細には載っていないので、結婚する相手なら貸借対照表を見たいですよね。

 

みなさんが結婚相手を選ぶときと同じように、みなさんの事業をサポートしてくれる人たちは応援する事業を選んでいます。

どれだけ事業に対して熱い想いがあったとしても、会計の数字が信用できなければ応援してもらえません。

 

お金を融資してくれる金融機関はどこを見ているのか?

商品を買ってくれる人はどこを見ているのか?

税務署の人はどこを見ているのか?

など、様々な視点で自分の事業を見直すことが非常に大切です。

 

事業を継続させていきたい人にとって、お金は「血液」です。

 

6月1日に1000万円入るんだけど、4月に家賃300万円、5月に400万円払わなければいけない。(図2参照)

こういう場合、300万円の利益が出るんだけど、先に700万円立て替えなければならなくなります。

帳簿上では300万円の黒字でも、手元に現金がないことで倒産する「黒字倒産」という現象が生まれます。

 

1年間の支出と収入だけを見ればいいというわけではなく、何月何日に入ってくるお金なのか?いつまでに支払わなければいけないのか?など様々なことを考えなければなりません。
図2のように、金融機関の融資を利用すれば100万円の利益が300万円になることもあります。

 

事業への熱い想いだけでは、継続させていくことはできません。

一生懸命やったのに、結局手元にはほとんどお金が残ってなくて、身体はボロボロに…

そんな事態を避けるためにも、事業計画書をつくる時に「想い」だけではなく「会計数字」も考えておく必要があるんです。

 

私たちが今回の講座で大切にしていたことは、これから起業したい方々と金融機関や支援機関の方々が、良い関係で繋がることでした。

 

売上原価計算、粗利益率、損益分岐点計算など、たった1時間半で完璧に理解するのは難しいです。

理解できたかどうかではなく、出来ないことは出来るヒトにやってもらおうという切り替えが大事だと思っています。

起業すると遅かれ早かれ必ず「自分ひとりではできない」という壁が立ちはだかります。

 

全部自分ひとりで完璧にできる人じゃなきゃ、起業はできないのか?

決してそういうことはありません。

誰にでも得意なこと・苦手なことがあります。苦手なことにぶち当たった時に「私にはできないから…」って諦めてしまうのか、「できるあの人に頼もう!」と頼りにできる人が周りにいるのかで大きく変わります。

 

co+shegotoのプロジェクトを通して、自分の苦手なところをサポートしてくれる方々とも繋がって欲しいなと思っています。

 

主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


2016.09.21 Wed   co+shegoto 講座vol.2 『場づくりの基本と会議のやり方』

起業を志す女性のみなさんを応援するプロジェクトco+shegoto

 

想いをビジネスに変える連続講座vol.2として「場づくりの基本と会議のやり方」の講座を行いました。

 

講師として、NPO法人れんげ舎 代表理事である長田 英史さんにお越しいただきました。

 

”【講師紹介】

長田 英史(おさだ てるちか)氏

NPO法人れんげ舎 代表理事

まちだNPO法人連合会 会長

1972年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。和光大学経済学部経営学科卒業、同大学人文学専攻科教育学専攻中退。教育学や心理学、運動論、身体論などを学ぶ。1990年、在学中にかかわった「子どもの居場所・あそび場づくり」の市民活動に学生ボランティアとして参加し、卒業後は就職せず、それを仕事にする。現在44歳だが、この道26年。

自分たちの力で豊かな「場」をつくり出せれば、大きな組織に属したり、企業や行政からの財政援助を受けなくても、活動が成り立つことを身をもって証明する。いまも子どもたちにかかわる「場」を守りながら、長年の経験を活かして、他団体へのコンサルティング、講演、執筆などを精力的にこなす。講座は年間80回、関東だけでなく東北から関西、近畿など各地で開催される。講座の主催者(クライアント)は、NPO、市民活動団体、行政、公益法人など幅広い。

1996年に任意団体としてれんげ舎を設立、2002年にNPO法人化(1996年には、まだ日本にNPO法人格が存在しなかった)。2003年、地域の人との接点と財政基盤強化のため、カフェ「金魚玉珈琲」を出店。NPO経営のカフェとしてはめずらしい深夜営業などを行い、幅広い客層が利用。看板メニューの「瓶詰めプリン」を楽天市場・Amazonなどで通信販売し、TV・ラジオ・雑誌などで繰り返し取り上げられる。プランタン銀座、東京大丸、中野丸井、広島福屋、札幌伊勢丹など、各地の有名デパートでも販売する。

2010年より、自分たちの活動経験のなかで、他の個人や団体でも活用できる要素を「場づくり」という観点からコンテンツ化し、「場づくり支援事業」を本格化。いわゆる中間支援組織ではなく、自らも現場で活動する「プレイヤー」として、「場づくり」の哲学とノウハウを共有し続けている。

▶︎場づくりクラスについては、こちらからどうぞ。

 http://bazukuringo.com/index.html "

 

全国各地で「場づくり」のセミナーを行う長田さんをお呼びし、場をつくる上で気をつけなければならないことについてレクチャーしていただきました。

 

トップダウン型組織とフラット型組織の違いや、会議の進め方、意思決定のやり方まで

組織を運営していく上で大切にしなければならないことを丁寧にわかりやすく説明していただきました。

 

会議をやっても全然意見が出てこない。最初は仲良くやっていたのに、いつの間にか意見が食い違ってバラバラになっていく。

せっかく一緒に活動していく仲間を見つけられたのに、「価値観が違うから…」と言って離れてしまうのはもったいないですよね。

 

でも組織の運営の仕方や会議のやり方って、学校じゃ教えてくれないんですよね。

 

自分たちで考えろって言われても、どうすればいいかわからない。

 

今回の講座を受けて「あーそういうことだったんだ!」と、自分の経験とつながって納得していただけたと思います。

 

普通の起業支援講座なら、収益構造やプロモーション、マーケティングなどのやり方を学んで終わりです。

ただ、私たちは起業を志すみなさんにこそ「場づくり」を学んで欲しい!と思って、今回の講座を実施しました。

 

この講座をつくる前に、様々な女性たちにインタビューを行ってきました。

そこでとある女性から聞いたのが、「3ヶ月先の仕事は受けられない」という言葉。

3ヶ月後には何があるかわからない。こどもがインフルエンザになるかもしれない。

いろいろな不安があって、先の仕事の予定は入れたくないという声を聞きました。

 

1人だけで仕事をしていくことって、たくさん不安もあるし、ライフイベントやこどもにも影響されるということを知り、みなさんには”仕事”という軸でチームをつくることを学んで欲しいと思いました。

 

何か急にやらなきゃいけないことができた時に、「助けて!」って頼れる仲間をつくること。

自分1人だけではできなかったことも、できる人と一緒にやれば様々なことにチャレンジできるようになること。

 

「早く行きたいなら1人で行け。遠くへ行きたいならみんなで行け。」というアフリカのことわざもあります。

ちょっと遠回りでも、みんなで納得して出した答えの方が、結果としてうまくいくことが多いとも言われています。

 

ただ、せっかく作ったチームや団体も活動を続けていく中でだんだんバラバラになってしまって、解散せざるをえなかったという例もたくさんありました。

解散して、また違うチームを作って、またうまくいかなくなったら解散して、また違うチームを作る。

そんな繰り返しでは、自分の想いや事業は続いていきません。

 

事業を継続していく上で、誰かと協働したりチームを作ったりすることは必要不可欠です。

だからこそ今回の講座で、みんなが納得しながら活動していくやり方を知って欲しいと思い、内容を組み立てました。

 

”みんなで納得して活動するために”

 

今回のテキストの表紙に書いてあるこの言葉。

 

人間は完璧ではありません。できることもあれば、もちろんできないこともある。

だからこそ人間は家族を作り、まちをつくり、みんなで協力して助け合っていく仕組みを作ってきました。

 

今回の講座の内容を、ぜひそれぞれのフィールドで実践して欲しいと思っています。

 

みんなで納得して活動することができれば、

自分1人だけだったら「できないから…」って諦めてしまったものに対しても、

できる人を巻き込んで一緒にやろう!ってチャレンジできるようになります。

 

できないことは素直にできないって言っていいんです。

それ私できるよ!って人を見つけて一緒にやればいいんです。

 

お互いを助け合いながら進んでいける素敵なチームを作ってください!

 

主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


2016.09.14 Wed   co+shegoto 講座vol.1 『自分の軸の作り方』

9月4日(日)のワークショップを皮切りにスタートしたco+shegotoですが、
本日より「想いをビジネスに変えるための連続講座」が始まりました。

 

講座初日の本日は「自分の軸の作り方」というタイトルで、ワークシートなどを使い、自分の想いを整理していくワークを行いました。

 

まずは自分自身について。

 

WANT(私がやりたいこと)
CAN(私ができること)

NEEDS(みんなが求めていること)

を紙に書き出して整理していきました。

 

自分がやりたいことは、周りの人も求めているのか?

そもそも自分にできるのか?どうやったらできるのか?

 

今まで何となく頭の中では考えていたことを、実際に紙に書き出して整理していきます。

自分のやりたいことなどを整理したところで、
次は「ビジネスモデルキャンパス」を用いて、自分のやりたいことをさらに深めていきました。

 

これはビジネスモデルジェネレーションという書籍の中で提唱されたもので、ビジネスの仕組みを以下の要素にまとめたものです。

 

・顧客セグメント(CS)→「誰の役に立ちたい?誰のためになりたい?」

・バリュープロポジション・価値提案(VP)→「どう役に立ちたい?どうためになりたい?」

・チャネル(CH)→「(価値を)どう知らせる?どう届ける?」

・顧客との関係(CR)→「(顧客と)どう関わり、接する?」

・収益の流れ(RS)→「何を手に入れる?」

・経営資源(KR)→「あなたはどんな人?どんな財産がある?」

・主要な活動(KA)→「あなたならではの、大事な仕事や取り組みは?」

・鍵となるパートナー(KP)→「鍵となる協力者たちは誰?」

・コスト構造(CS)→「何を費やす?」

 

以下、公式サイト(http://businessmodelgeneration.com/canvas/bmc)にある紹介動画です。

英語ですが、ご興味ある方は是非ご覧になってください。

 

こうした1枚のキャンパスにまとめることで、自分の現状を俯瞰してみることができ、

どこが足りないのか?どこを埋めていかなきゃならないのか?が見えます。

 

私たちは本日のワークをつくる上で、

「誰かと話すこと」を大切にしていました。

 

自分の想いを整理するんだから、自分1人でじっくり考えればいいということでもないんです。

 

自分で見えている自分自身の姿と、周りの人から見えている自分自身の姿は違うこともあります。

自分はできることが全然ないと思っている方でも、周りから見ればかけがえのない武器を持っていたり。

 

誰かと話すことで視野を広げる。広がった視野で自分自身の姿をもう一歩引いたところから見てみる。

 

今回のような個人の想いを深く整理していきたいときほど、「誰かと話すこと」がとても大事なんです!

 

人脈を広げるためにいろんな人とつながることも大切ですが、
より自分を客観的に見るために、周りの人を利用させてもらうことも必要なことです。

 

自分は何がやりたくて、何ができて、何ができないのか?

自分自身のことをちゃんと客観的に見えている人は、やりたいことを実現させるために必要なものを準備するのも早いです。

 

 

主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place

 


2016.09.04 Sun   co+shegoto ワークショップ

 

未来を切り拓く女性起業家プロジェクトco+shegoto(コーシゴト)

 

12月までの約3ヶ月間のプロジェクトの第1弾として、プロジェクト参加者の方々にお集まりいただいてワークショップを開催しました。

 

今回のワークショップの目的は2つ!

①同じように起業を志している仲間と出会ったり、何か困ったことがあった時に相談できる相手やサポートしてくれる協力者と、このワークショップを通じてつながること。

②様々な価値観を持った参加者との対話を通して、「なんで自分がこのしごとをやるのか?」について深め、自分の軸に気づくこと。

 

同じようなことをやっている人にはよく会うけれども、違うことをやっている人と話す機会ってなかなかない。

異業種交流会に行っても、ただ名刺交換しただけで終わってしまう。

何か困ったことがあっても、相談できる相手はいないし、家族だからこそ話せないこともある。

 

そんな悩みを抱えている女性もたくさんいます。

 

今回のワークショップでは、

これから起業を考えている方・もう起業している方・起業を支援したい方など、

いろんな背景・価値観を持った方々にお集まりいただきまして、今回のワークショップをきっかけにいろんな方々とつながれるきっかけにしていただきたいという思いで開催しました。

 

自己紹介も兼ねたアイスブレイクの後、「価値観整理シート」を用いて自分が仕事をする上で大切にしていることを考えてもらいました。

 

その後、そのシートを持ってお互いの価値観を話すワークをしました。

 

まず同じ価値観を選んだ人同士が集まって話をすることで、自分の大切にしていることは何なのかをよりくっきりさせていきます。

またそのあとに、自分とは違う価値観を持った人と話すことで、そのことについて自分ならどう考えるだろう?と改めて自分の見直す機会にもなります。

 

自分が大切にしているのは何なのかを知るために、

自分で考えるだけでなく、同じことを大切にしている人やちがうことを大切にしている人など、様々な人の話を聴くことで、

より想いが深まるのではないか、そんなことを考えてこのワークを行いました。

 

 

最後は、参加者の皆様で話したいテーマを自分たちで出していただきました。

いろんな価値観の方々と話をしてみて、さらに話してみたいこと・考えてみたいことなどをテーマに

10グループに分かれて対話をする時間を設けました。

 

ワークライフバランスのこと、普段の仕事の中で感じた疑問点、これからやることに対するアドバイス、自分の夢を話したい…

様々なテーマを出していただいて、それぞれ自分も話したいと思うテーマのところへ集まってもらいました。

 

これから起業を志す皆さんなので、自分の言葉で自分の考えを語れるということがとても大切になってきます。

「自分はこういうことについて話したいんだ!」「仲間が欲しい!」など、

自分の可能性を広げるチャンスがあったら、どんどん進んでいける推進力が起業する上では欠かせません。

 

80名もの参加者の前で、自分の話したいことについて発表するのは、ちょっとハードルが高いかもしれません。

ですが、こういうチャンスに手を挙げられるかどうかがとても大切なんです。

 

もしあの時、本当は話したいことがあったのに手を挙げられなかったという方は、

その時の悔しい気持ちを忘れずに今後に活かして欲しいと思っています。

 

今回は、初めてワークショップというものに参加するという方々も多くいらっしゃいましたので、

話しやすい雰囲気を作ることを最優先にワークを組み立てました。

 

自己紹介を何度もやることで、どんな人がいるのかを知ったり、自分のことを話す練習になったり、

少しずつ会場の雰囲気を柔らかくしてから、自分の価値観を話しやすい空気に変えていきました。

 

このワークショップでいろんな方々と話すことができたと思います。

ぜひこれをきっかけにしていただいて、多くの方々とつながっていただきたいと思っています。

 

起業すると、どうしても1人でやらなければいけないことも多く、孤独を感じるという先輩起業家の方々もたくさんいます。

何かあった時に相談できる人がいるのは、大きな心の支えになります。

 

これから12月までプロジェクトは続いていきますので、どうぞ皆様これからもよろしくお願い致します。

 

主催:山梨県    受託事業者:NPO法人 bond place